ここまで、暮らしをいろいろな方向から見てきました。
言葉。
数字。
時間。
お金。
モノ。
そして、気持ち。
どれか一つだけでは、暮らし全体は見えません。
たとえば、
「服が多い」
という言葉。
数えたら100着あった。
数字では現在地が分かります。
でも、
「どうして減らせないのだろう」
と考えると、そこに気持ちが出てきます。
仕事をしていたころの服。
思い出の服。
また着られるかもしれない服。
高かった服。
数字だけなら、
「50着減らしましょう」
と言えるかもしれません。
でも、それでは、その人の暮らしを見たことにはなりません。
言葉で状況をつかむ。
数字で現在地を見る。
気持ちで、その背景を知る。
そして最後に、
「今の私には、どうだろう」
と問いかける。
そこから判断します。
残す。
減らす。
変える。
続ける。
やめる。
いったん保留にする。
選択肢は一つではありません。
本づくりで、私は何度も選び直しました。
暮らしも同じです。
一度決めた答えを、一生守る必要はありません。
言葉も数字も気持ちも使いながら、今の自分を見立てる。
そして、
今の自分に合う答えを、自分で選ぶ。
それが、私が考える「暮らしを整える」ということなのだと思います。

