第54回 「多い・少ない」だけでは決められない

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モノを数えると、数字が出ます。

でも、数えたらすぐ答えが出るわけではありません。

10個は多いのか。

少ないのか。

それは、人によって違います。

毎日使う10個。

一年に一度しか使わない10個。

同じ「10」でも意味が違います。

そこで必要になるのが、数字の後ろにある暮らしです。

誰が使うのか。

どのくらい使うのか。

どこに置くのか。

管理できるのか。

数字は答えではありません。

判断するための材料です。

これは、本づくりのページ数にも似ていました。

ページが多いから悪いわけではない。

少ないから読みやすいとも限らない。

何を伝えるために必要なのか。

そこを考えて初めて、その数字の意味が分かります。

暮らしの数字も、数えるだけで終わらせない。

数字の向こうにある生活を見ることが大切なのだと思います。