本づくりの途中で、昔の仕事の経験を思い出すことがありました。
確認する。
記録を残す。
未処理を把握する。
一つずつ終わらせる。
当時は仕事として当たり前にしていたことです。
それが何年もたって、本づくりで役に立ちました。
過去の自分から、今の自分へ申し送りを受け取ったような気がしました。
「あのとき身につけたもの、まだ使えますよ」
そんなふうに。
私たちは、新しいことを始めるとき、
「今から何を覚えなければならないか」
に目を向けがちです。
でも、その前に一度、
「私は、すでに何を持っているだろう」
と考えてみるのもよさそうです。
資格だけではありません。
仕事で覚えたこと。
家事で工夫してきたこと。
人との関わりの中で身につけたこと。
人生の中には、自分でも忘れている「使えるもの」が案外たくさん残っています。

