第42回 あのときの失敗が、コラムの材料になった

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作業中は、

「どうしてこうなったんだろう」

と思ったことがたくさんありました。

ページ番号がずれる。

章扉が動く。

PDFにすると違って見える。

修正したはずなのに、別のところに影響が出る。

そのときは、ただ困っていました。

できれば起きてほしくない出来事です。

ところが時間がたって振り返ると、それらがコラムの材料になっています。

「確認する場所を変える」

「直したら別のところが動いた」

「どこで完にするのか」

どれも、順調に進んでいたら生まれなかった言葉かもしれません。

失敗を無理に「よかったこと」に変える必要はないと思います。

困ったものは、困った。

大変だったものは、大変だった。

でも、そこで考えたことまで捨てなくていい。

出来事は変えられなくても、その出来事を次にどう使うかは選べる。

本づくりで起きたことが、少し時間を置いて別の意味を持ち始めました。