完成した。
そう思ったら、また気づく。
直す。
今度こそ完成。
そう思ったら、また何かが見つかる。
あるとき、ふと思いました。
「私の本は、サグラダ・ファミリアなのだろうか」
いつまで工事を続けるのだろう。
自分でも少しおかしくなりました。
でも、この言葉を考えているうちに、一つ分かったことがあります。
更新できることと、いつまでも完成させないことは違います。
その時点で「ここまで」と決める。
完成させる。
世に送り出す。
そして、必要なことが見つかったら、また手を入れる。
家も同じです。
一度片づけたら、一生その収納で暮らさなければならないわけではありません。
家族が変わる。
年齢が変わる。
体力が変わる。
暮らし方が変わる。
そのとき、また整えればいい。
人生も同じなのかもしれません。
完成を目指しながら、変化を受け入れる。
「完成」と「変化」は、どちらか一つを選ぶものではありません。
そう考えると、サグラダ・ファミリアという言葉が、少し違って見えてきました。

