「完」としたのに、また直す。
それでは、完成したことにならないのではないか。
以前の私なら、そう考えたかもしれません。
でも今回、本を出版してみて考え方が変わりました。
その時点で確認できるところまで確認し、送り出す。
それが、その時点での「完」。
そして、あとから新しく気づいたことがあれば、必要かどうかを考えて直す。
それが「更新」。
完と更新は、矛盾しない。
むしろ、一度「完」にするからこそ、次の更新へ進めるのかもしれません。
今回の「ひもとく」もそうでした。
一度は、それがよいと判断してアップロードしました。
でも実際に見てみると、しっくりこない。
そこで「ひも解く」と選び直しました。
最初の判断を失敗にする必要はありません。
その時には、その時の理由があった。
そして新しく気づいたから、更新した。
暮らしも同じです。
以前は使いやすかった収納が、今は使いにくくなることがあります。
昔は大切だった習慣が、今の生活には合わなくなることもあります。
一度決めたことを守り続けることだけが、正解ではありません。
今の自分に合わせて、選び直していい。
本の最後に残ったこの経験は、私がこの本で伝えたかったことそのものでした。

