第28回 「完」と「更新」は矛盾しない

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「完」としたのに、また直す。

それでは、完成したことにならないのではないか。

以前の私なら、そう考えたかもしれません。

でも今回、本を出版してみて考え方が変わりました。

その時点で確認できるところまで確認し、送り出す。

それが、その時点での「完」。

そして、あとから新しく気づいたことがあれば、必要かどうかを考えて直す。

それが「更新」。

完と更新は、矛盾しない。

むしろ、一度「完」にするからこそ、次の更新へ進めるのかもしれません。

今回の「ひもとく」もそうでした。

一度は、それがよいと判断してアップロードしました。

でも実際に見てみると、しっくりこない。

そこで「ひも解く」と選び直しました。

最初の判断を失敗にする必要はありません。

その時には、その時の理由があった。

そして新しく気づいたから、更新した。

暮らしも同じです。

以前は使いやすかった収納が、今は使いにくくなることがあります。

昔は大切だった習慣が、今の生活には合わなくなることもあります。

一度決めたことを守り続けることだけが、正解ではありません。

今の自分に合わせて、選び直していい。

本の最後に残ったこの経験は、私がこの本で伝えたかったことそのものでした。