第27回 どこで「完」にするのか

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本づくりを始めてから、何度「これで完成」と思ったでしょう。

文章を直す。

ページを整える。

PDFにする。

KDPで確認する。

出版する。

そして発売後にも、気づくことがありました。

一つ直せば、また別のところが気になる。

そうしていると、いつまでも終わりません。

では、どこで「完」にするのか。

これは、本づくりの最後に出てきた大きな問いでした。

「完璧になったら終える」

そう決めたら、私はいつまでも終えられなかったかもしれません。

そこで考え方を変えました。

今、確認できるところまで確認した。

必要だと思う修正もした。

自分なりの判断基準に照らして、ここまでなら送り出せる。

だったら、ここでいったん「完」とする。

「完」とは、二度と変えないという宣言ではありません。

今の自分が責任を持てるところまで整えて、一度手を離すこと。

本づくりを通して、私は「終わらせるための判断」も必要なのだと知りました。