「本を書こう」
最初から、そう決めていたわけではありません。
整理収納について考え、講座をつくり、言葉を書きためているうちに、私が向き合っているものは、モノの整理だけではないことに気づきました。
なぜ、分かっているのに決められないのか。
なぜ、やろうと思っているのに動けないのか。
なぜ、今までのやり方が合わなくなっているのに、そのまま続けてしまうのか。
そこには「判断」がありました。
50代、60代になると、暮らしも体力も家族との関係も変わります。
それなのに、昔つくった判断基準をそのまま使っていることがあります。
だったら、一度立ち止まって、今の自分に合うものへ整え直してみたらどうだろう。
そんな思いを言葉にしていくうちに、一つの本の形が見え始めました。
本づくりの始まりは、立派な決意ではありませんでした。
「これって、どういうことだろう」
そんな小さな問いでした。
振り返れば、暮らしを変えるときも同じです。
答えを急ぐより、まず自分の中に生まれた小さな問いを見逃さない。
そこから、私の本づくりは始まりました。

