文章を書き終えたとき、かなり完成に近づいたと思っていました。
ところが、そこからが長かった。
章の始まりをどこにするか。
文字の位置はどうするか。
余白はどのくらいか。
ページ番号はどこに置くか。
文章として完成していても、それだけでは「本」になりません。
読む人がページをめくる。
見開きで見る。
目次から目的の章へ行く。
そこまで考えて、初めて本になります。
これは暮らしにも似ています。
モノを持っているだけでは、使いやすい暮らしにはなりません。
どこに置くか。
どう使うか。
どう戻すか。
中身と仕組み。
両方が整って、ようやく使える形になるのだと思いました。

