第62回 あと何回、季節を迎えるだろう

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春になると桜が咲きます。

夏が来る。

秋が来る。

冬が来る。

そして、また春が来ます。

毎年繰り返されるので、ずっと続くように感じます。

でも、季節も回数として考えると、少し違って見えます。

あと何回、桜を見るだろう。

あと何回、お正月を迎えるだろう。

あと何回、家族と同じ食卓を囲むだろう。

もちろん、その回数を正確に知ることはできません。

そして、数えて寂しくなりたいわけでもありません。

ただ、

「また来年でいい」

と思っていることを、本当に来年へ送っていいのか。

そんなことを考えるきっかけにはなります。

数字は、ときどき時間の価値を見せてくれます。

何でも今日やる必要はありません。

でも、

「いつか」を「いつ」にするか。

それを考えることはできます。

季節を数えることは、残り時間を数えることではなく、今ある時間に気づくことなのだと思います。