本のサブタイトルを考える中で、「見立てる」という言葉を大切にしてきました。
見立てる。
今あるものをよく見る。
状況を捉える。
そして、
「今の自分には、どうだろう」
と考える。
暮らしも、一度つくったら完成ではありません。
家族が変わる。
仕事が変わる。
年齢を重ねる。
体力が変わる。
大切にしたいことも変わる。
昔は合っていた仕組みが、今は合わなくなることがあります。
そんなとき、
「私ができなくなった」
と考えるのではなく、
「今の暮らしに、この仕組みは合っているだろうか」
と見立て直してみる。
モノを言葉で見る。
数字で見る。
時間を見る。
気持ちを見る。
そして、今の自分に合うものを選び直す。
本づくりで私は、何度もそれを繰り返しました。
一度決める。
やってみる。
確認する。
違和感があれば、見立て直す。
そして、また選ぶ。
本づくりから始まった「更新」は、いつの間にか暮らしを見る方法へと広がっていました。
本をつくったから、新しい考えが生まれたというより、
これまで自分がしてきたことに、少しずつ言葉がついてきた。
そんな感覚に近いのかもしれません。
暮らしには、正解を当てはめるのではなく、
今の自分に合う答えを見つけていく。
そのために、言葉と数字を使って暮らしを見立て直す。
ここから、私の次のテーマが始まろうとしています。

