言葉について考えているうちに、もう一つ気づいたことがあります。
数字も、暮らしを説明する言葉ではないか。
「たくさんある」
と言う。
では、いくつあるのか。
「時間がない」
と言う。
では、何に何分使っているのか。
「しばらく使っていない」
と言う。
では、最後に使ったのはいつなのか。
数字にすると、見え方が変わります。
数字は冷たいものでも、私たちを縛るものでもありません。
使い方によっては、
暮らしの現在地を教えてくれる言葉
になります。
たとえば、
「服が多すぎる」
と自分を責めるのではなく、
「今、何着あるんだろう」
と数えてみる。
評価ではなく、まず事実を見る。
数字には、そんな使い方もあります。
言葉で見立てる。
数字で見立てる。
その両方があると、暮らしはもう少し具体的に見えてきます。

