本づくりでは、たくさんの作業をしました。
文章を書く。
削る。
保存する。
印刷する。
確認する。
アップロードする。
待つ。
やり直す。
作業だけを並べれば、それだけです。
でも、
なぜそれをしたのか。
そこで何に気づいたのか。
次にどう使うのか。
そこまで考えると、一つひとつの作業に意味が生まれます。
サンプルページが更新されていなかった。
それだけなら、単なる出来事です。
でも、そこから「確認する場所を変える」という考えが生まれました。
何度も修正した。
それだけなら、手間がかかったという話です。
でも、そこから「完と更新」という考えが見えてきました。
記録も同じです。
残すことが目的ではありません。
あとから振り返り、意味を見つけ、次に使える形にする。
そうすると、過去の出来事が今の自分の材料になります。
本づくりを始めたとき、私は一冊の本をつくろうとしていました。
でも、その途中で起きた出来事を一つずつ拾い直してみると、本とは別のものも残っていました。
考え方。
判断の仕方。
確認の仕方。
終わらせ方。
そして、更新の仕方。
行動したから、出来事になった。
記録したから、振り返ることができた。
振り返ったから、意味を見つけることができた。
行動を、意味のある行動に変えていく。
それもまた、記録することの役割なのだと思います。

