作業中は、
「どうしてこうなったんだろう」
と思ったことがたくさんありました。
ページ番号がずれる。
章扉が動く。
PDFにすると違って見える。
修正したはずなのに、別のところに影響が出る。
そのときは、ただ困っていました。
できれば起きてほしくない出来事です。
ところが時間がたって振り返ると、それらがコラムの材料になっています。
「確認する場所を変える」
「直したら別のところが動いた」
「どこで完にするのか」
どれも、順調に進んでいたら生まれなかった言葉かもしれません。
失敗を無理に「よかったこと」に変える必要はないと思います。
困ったものは、困った。
大変だったものは、大変だった。
でも、そこで考えたことまで捨てなくていい。
出来事は変えられなくても、その出来事を次にどう使うかは選べる。
本づくりで起きたことが、少し時間を置いて別の意味を持ち始めました。

