第4回 増やすより、削るほうが難しい

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文章を書き足す作業は、比較的簡単でした。

難しかったのは、削ることです。

せっかく書いた文章です。
時間をかけた文章です。

削ろうとすると、

「これも大切なのでは」
「なくしたら伝わらないのでは」

そんな気持ちになります。

けれど、本には流れがあります。

全部を残そうとすると、本当に伝えたいことがかえって見えにくくなることもあります。

そこで考え方を変えました。

削るとは、「いらないものを捨てること」ではない。

何を残すか決めること。

そう考えると、整理収納と同じでした。

減らすことが目的ではありません。

今の自分に必要なものを選ぶ。

文章を削りながら、私は本の中で書こうとしていることを、自分自身でも実践していました。