第1回 本を書こうと思った日

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「本を書こう」

最初から、そう決めていたわけではありません。

整理収納について考え、講座をつくり、言葉を書きためているうちに、私が向き合っているものは、モノの整理だけではないことに気づきました。

なぜ、分かっているのに決められないのか。
なぜ、やろうと思っているのに動けないのか。
なぜ、今までのやり方が合わなくなっているのに、そのまま続けてしまうのか。

そこには「判断」がありました。

50代、60代になると、暮らしも体力も家族との関係も変わります。
それなのに、昔つくった判断基準をそのまま使っていることがあります。

だったら、一度立ち止まって、今の自分に合うものへ整え直してみたらどうだろう。

そんな思いを言葉にしていくうちに、一つの本の形が見え始めました。

本づくりの始まりは、立派な決意ではありませんでした。

「これって、どういうことだろう」

そんな小さな問いでした。

振り返れば、暮らしを変えるときも同じです。

答えを急ぐより、まず自分の中に生まれた小さな問いを見逃さない。

そこから、私の本づくりは始まりました。